【刊行しました】GCOE/ISSシリーズ『ジェンダー、多様性、東北復興』
GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点シリーズNO.6/ISSリサーチシリーズNo.53『ジェンダー、多様性、東北復興--3年目に続くガバナンスの機会と課題』が刊行されました。
GCOE / ISS PUBLICATION: "Gender, Diversity, Tohoku Reconstruction"
GCOE Program "Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization" Institute of Social Science Branch, Research Series No. 6 / ISS Research Series No. 53, entitled, "Gender, Diversity and Tohoku Reconstruction: Governance Challenges and Opportunities Two Years On".
この号は、「ジェンダー、多様性、東北復興に関する日加学際研究ネットワーク」のメンバーによるフィールドワークに基づいた予備的考察を報告しています。
This publication compiles the preliminary insights of the fieldwork undertaken by members of the "Japan-Canada Interdisciplinary Research Network on Gender, Diversity and Tohoku Reconstruction".
この号は、社会科学研究所連携拠点シリーズとしては最終号になります。
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『ジェンダー、多様性、東北復興--3年目に続くガバナンスの機会と課題』
スティール若希・大沢真理 編
日本語監訳 大沢真理
目 次 (日本語部分)
はじめに
謝辞
1.0 ジェンダー、多様性、東北復興に関する日加学際研究ネットワーク:その相乗効果、目標、特異性、意義について
1.1 本研究ネットワークの相乗効果
1.2 本研究ネットワークの目標
1.3 なぜ、ジェンダーと多様性なのか
1.4 本ネットワークの独創性
1.5 本ネットワークの意義
2.0 先行研究レビュー
2.1 国際的な文献(付録B)
2.2 日本に関する文献(付録D)
3.0 政策的な文脈
3.1 ジェンダー、多様性、東日本大震災
3.2 国際規範と日本におけるその履行
3.3 ジェンダー、多様性、3.11後の女性運動
4.0 不平等と多様な市民権--課題と機会
4.1 現代日本の市民権
4.2 立憲主義、法的・政治的な再生産
4.3 結婚、国籍、家族の再生産
4.4 異性愛規範性、親密関係、性的な再生産
4.5 有償・無償労働と生活の再生産
4.6 公共サービス、中心・周辺関係の再生産の影響
4.7 植民地、経済的ヒエラルキー、社会的不平等関係を再構築しているのか
5.0 多様な市民権へのカナダのアプローチ
5.1 憲法上の意義--政治的なアイデンティティ、平等権、ポジティブ・アクション
5.2 理論的意義--カナダのフェミニズムの交差性
5.3 実践的政策への意義--オタワ市の「多様性レンズ」
6.0 予備的知見--民主主義、リスク低減、多様な市民権
6.1 人命救助か、それとも尊厳と平等を守るのか
6.2 民主主義、多様性、レジリエンスの相互依存性
6.3 全般的な教訓--民主的自治と個人の自己決定
6.4 特定の教訓--女性、ケア提供者、障害者、外国籍市民、セクシュアル・マイノリティ
6.5 多様性、権限の分かち合い、レジリエンス
6.6 全般的な教訓--民主的自治と東北の自己決定
6.7 特定の教訓--多様化と地域主権
6.8 東北復興を超えて:減災政策コミュニティへの示唆