10/12 第13回社研GCOEセミナー「周産期医療をめぐるポリティクス ―日本ではなぜ無痛分娩が普及しなかったのか」

〈終了しました〉

 

来る10月12日(金)下記の通り、第13回社研GCOEセミナーを開催しますので、ふるってご参加ください。

 

GCOEプログラム「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」連携拠点

 

第13回 社研GCOEセミナーのご案内

 

周産期医療をめぐるポリティクス―日本ではなぜ無痛分娩が普及しなかったのか」

 

  日本では麻酔による無痛分娩がほとんど普及していません。主要国では2割から6割のお産に適用され、韓国でも近年急速に普及していますが、日本では3%に届きません。高齢出産が増加するなか、身体的負担を軽減できる医療手段の普及に失敗している状態といえます。その背景について、これまで文化的アプローチから「お腹を痛めてこそ母親」という社会的規範が指摘にされてきました。本セミナーでは、日本の周産期医療をめぐる制度的要因という、まったく新しい角度からアプローチしていきます。無痛分娩についてこのほど博士論文をまとめられた大西香世さん(元東京大学・日本学術振興会特別研究員)の報告を軸に、公的医療保険からの除外、周産期医療の集約化の挫折、助産師による抵抗など、日本の周産期医療に埋め込まれたジェンダー・ポリティクスと制度生成のメカニズムについて考えます。みなさま、どうぞふるってご参加ください。

 

 

日時:2012年10月12日(金曜日)18時00分~20時00分 

場所:東京大学社会科学研究所 一階 ミーティングルームA 

参加無料

【当日プログラム】

 

報告 「現代日本の周産期医療の政治―無痛分娩の普及の挫折をめぐって―」
     大西香世 (元東京大学・日本学術振興会特別研究員)

 

コメント 中山まき子(同志社女子大学・教授)

  家族論、ジェンダー研究、児童学。フィールドワークの技法を用いて、女性・子どもに対するリプロダクティブ・ヘルス/ライツ関連の諸問題を追求してきた。主著に『身体をめぐる政策と個人』(勁草書房 2001年)、『産む・産まない・産めない』(共著、講談社新書、2007年)など。

 

お問い合わせ、参加申し込みは――

お名前、ご所属を記入の上、事務局:大和田(m.ohwada@iss.u-tokyo.ac.jp)まで。

 

チラシ 第13回 社研GCOEセミナー周産期医療をめぐるポリティクス――日本ではなぜ無痛分娩が普及しなかったのか」

 

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