【刊行しました】全4巻完結!『ジェンダー社会科学の可能性』(岩波書店)


第1巻 かけがえのない個から―人権と家族をめぐる法と制度 [編集]辻村みよ子
序論 個人・家族・国家と法 (辻村みよ子)

I ジェンダー分析の学的インパクト:個人・家族・国家
1 比較ジェンダー・レジーム論の構想 (上野千鶴子)
2 政治理論におけるジェンダー論の寄与と可能性 (井上匡子・神奈川大学)
3 ジェンダー法学理論のグローバルな影響力 (紙谷雅子・学習院大学)

II 課題と可能性:個人の権利と制度のゆくえ
4 リプロダクティヴ・ライツをめぐる政策決定過程の比較 (岩本美砂子・三重大学)
5 セックスワーカーの人権・自由・安全 (青山薫・神戸大学)
6 ドメスティック・バイオレンス (小島妙子・弁護士)
7 ジェンダーと教育 (藤田英典・共栄大学)
8 家族法改革の展望 (二宮周平・立命館大学)

第2巻 承認と包摂へ―労働と生活の保障 [編集]大沢真理
序論 経験知からの学の射程の広がり (大沢真理)

I ジェンダー分析の学的インパクト:社会的排除/包摂を見据える
1 経済学・社会政策の再構築 (大沢真理)
2 労働法の再検討 (浅倉むつ子・早稲田大学)
3 「価値の承認」・「資源の配分」の実証研究 (森ます美・昭和女子大学)
4 承認と連帯へ (武川正吾・東京大学)

II 課題と可能性:再編成と共生
5 貧困と社会的排除 (阿部彩・国立社会保障・人口問題研究所)
6 雇用の非正規化と労働市場規制 (遠藤公嗣・明治大学)
7 社会的経済が示す未来 (田中夏子・都留文科大学)
8 レジーム転換と福祉政治 (宮本太郎・北海道大学)

第3巻 壁を超える―政治と行政のジェンダー主流化 [編集]辻村みよ子
序論 男女共同参画型の多元的ガヴァナンスへ (辻村みよ子)

I ジェンダー分析の学的インパクト:国家と政治システムの再検討
1 政治参画と代表制論の再構築 (辻村みよ子)
2 シティズンシップの再構想 (田村哲樹・名古屋大学)
3 マクロ経済学のジェンダー化 (村松安子)

II 課題と可能性:ガヴァナンスの多元性へ
4 男性学・男性性研究の視点からみた戦後日本社会とジェンダー
(伊藤公雄・京都大学)
5 日本の政治主体のジェンダー分析 (衛藤幹子・法政大学)
6 労働政治のジェンダー・バイアス (三浦まり・上智大学)
7 国際人権条約の実施におけるNGOの可能性 (山下泰子・文京学院大学)

第4巻 公正なグローバル・コミュニティを―地球的視野の政治経済 [編集]大沢真理
序論 グローバル社会政策の構想 (大沢真理)

I ジェンダー分析の学的インパクト:グローバル化を読み解く
1 主流派貿易理論,異端派貿易理論を超えるフェミニスト貿易理論 (ダイアン・エルソン・エセックス大学)
2 グローバリゼーションとジェンダーの政治経済学 (足立眞理子・お茶の水女子大学)
3 交差的抑圧とジェンダー・ジャスティス/ポリティクス (土佐弘之・神戸大学)

II 課題と可能性:地球的問題群へのとりくみ
4 人口・環境・開発のジェンダー課題 (原ひろ子・城西国際大学)
5 人身取引問題と国際協力 (高松香奈・国際基督教大学)
6 フードガバナンスの比較ジェンダー分析 (武田宏子・東京大学)
7 国際法とジェンダー (阿部浩己・神奈川大学)

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